例幣使街道をゆく

作家司馬遼太郎は22歳のとき栃木県佐野市で敗戦を迎え、「なぜ日本はこんな馬鹿な戦争をする国になったのだろう? 」との疑問を持ち、「昔の日本人はもっとましだったにちがいない」との思いから「22歳の自分へ手紙を書き送るようにして小説を書いた」と述べている。佐野での敗戦の体験が、その後の作家生活の原点にあったと考えられる。

しかし、司馬さんの著書には北関東があまり登場しない。「この国のかたち」の中で佐野についての描写が出てくるが、佐野駅南口にその文章の一部が碑文に刻まれている。司馬ファンの一人としてうれしいことである。

司馬さんの「街道をゆく」の愛読者として地元の北関東(群馬・栃木)が登場しないのはやはり寂しい。北関東には例幣使街道があるじゃないですか。
こんど是非、群馬と栃木にいらしてください。そのときに道案内をさせていただければ光栄です。
そして「街道をゆく」の第44巻は「例幣使街道・日光街道」でお願いします。

そんなわけで、司馬さんに案内ができるように、ここでいろいろ調べたことを記していきます。何年かかるかわかりませんが、どうぞお付き合いください。

佐野駅前司馬遼太郎碑

 

 

 

 

 

 

佐野駅前の司馬遼太郎碑(2006年7月23日撮影)

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