第3話 両毛コンシェルジュをkintoneで作ってみよう

キントーン(kintone)は大塚商会・サイボウズ社が提供する、簡単操作でWebデータベース業務アプリ、特にグループウェアを構築できる開発・運用システムで、米国マイクロソフト社のOffice製品の中のデータベースソフトAccessのWeb版とも言えるものです。システム開発のプロでなくても、何日か勉強すれば簡単なシステムなら作れてしまうというのが魅力の1つです。またWebのコミュニティサイト(Developer Network)が充実していて開発の手助けをしてくれます。1ユーザーあたり年間2万円程度の利用料が必要ですが、セキュリティと開発効率、拡張性に優れていて、グループウェアとしての機能が完備していることが選択の理由です。(kintoneユーザーになるのはコンシェルジュのみ。サーバーはWindowsアプリにログインしてKintoneデータに間接的にアクセスし、クライアントはWEBを通して情報の提供を受けます)

しかし、操作性の良い画面にしたり、効率的なデータベースを構築したり、複雑な処理を行うためには、Javascript、CSS、プラグインで機能の拡張やカスタマイズをする必要があり、APIを使ったプログラミング、データベースの知識やWebシステムの開発経験がなければ難しいでしょう。

そんなわけで、私の拙い開発経験をもとにですが、当システの構築過程と概要を皆さまに公開して、何かの参考にしていただければと思いました。

では、まず最初にKintoneシステムにマスターデータを登録します。あらかじめマスターデータを整備しておくことで、Kintoneシステムの構築が効率よく進むからです。

次の各種マスターをkintoneアプリで作成します。

・郵便番号住所マスター
・サービス種別マスター
・イベント種別マスター
・提供情報種別マスター
・交通手段種別マスター

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