メンデルスゾーン ピアノ六重奏曲

メンデルスゾーン ピアノ六重奏曲 op.110 第2楽章 Adagio

メンデルスゾーン (1809-1847) が15才のときに作曲した室内楽曲。
ピアノの美しい旋律が、弦楽器の中低音で包まれて、なんとも言えない幸福感にあふれています。
わたしはこの第2楽章が特に好きで何度でも聴きたくなります。
弦楽器のヴァイオリン1・ヴィオラ2・チェロ1・コントラバス1という編成はめずらしいですが、
ピアノの高音と弦楽器の中低音を効果的に溶け合わせ、音の幅を広げる狙いなのでしょう。
それにしても15才の少年の指先からこの曲が生まれ出たとはただただ驚くしかありません。
1810年前後にはショパン、シューマンなどロマン派音楽を花開かせた作曲家があいついで誕生しました。
これら青年作曲家の夢想から数々の名曲が生まれていったのは、そうした時代背景からでしょうけど、
やはりモーツァルトの音楽の影響が大きかったのだと思います。

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